コラム

Colum

意外と知らない!?「健康診断」と「人間ドック」の違い

2019.05.22

カテゴリー:

よく、受診を検討されている方から「健康診断と人間ドックって何が違うのですか?」といった質問を受けます。ほとんどの方は健康診断を受けた事があると思いますが、実際に違いを知っている方は意外と少ないかもしれません。

健康診断も人間ドックも、どちらも自身の健康状態を知るために検査をおこなうという目的は同じですが、「法的義務があるかないか」とった決定的な違いがあります。

「健康診断」は年齢に応じた一般的な検査

健康診断とは自身の健康状態を診断し、病気の兆候がないかを調べるものです。特に生活習慣病は自覚症状がないことが多く、自分では健康と思っている場合がほとんどです。本当の健康状態を知るために、年に一度、健康診断を受けることを推奨しています。

また企業に勤められている方は、労働安全衛生法に基づき、年に一度の定期健康診断への受診が義務付けられています。主に「一般健康診断(一般健診、定期健診)」と呼ばれているものです。検査内容は「身体計測」「血液検査」「胸部X線」「尿検査」など基本的なものが中心で、費用は無料か低額です。検査項目が少ないため1時間程度で終了します。20代~30代の方は、この「一般健康診断(一般健診、定期健診)」を毎年受診している方がほとんどではないでしょうか。

その他、生活習慣病の予防・早期発見を目的に40~74歳の人を対象に実施する「特定健康診査(特定健診、メタボ健診)」や市区町村がおこなう住民検診として胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮頸がんの早期発見を目的とする「対策型がん検診」などがあります。名古屋市では、お勤め先等で受診する機会のない名古屋市内在住の方を対象に、胃がん、大腸がん、肺がん、子宮がん、乳がん、前立腺がんの6種類のがん検診を通年で実施しています。 自己負担金は、ひとつの検診につき一律500円。ですので、ワンコイン検診と呼ばれています。

上記説明したように、加入している健康保険ごとに多少の違いはあるものの、基本的に年に一回、自身の健康状態を確認し、生活習慣病の予防や表面化していない病気を見つけるために、年齢に応じて一般的な検査をおこないます。

「人間ドック」は検査項目が多く、病気の早期発見が目的

人間ドックも健康診断の一部と言えますが、法的な義務はなく、個人の意志によって受診するものになり、大きな違いは「検査項目の多さ」になります。一般健診や特定健診の内容に加えて、胃カメラやCT、MRIなどの検査項目が増え、女性特有の病気や脳に特化した検査など医療施設によってさまざまなコースが用意されています。

人間ドックは健康診断だけではわからない病気早期発見目的と覚えておくと良いかもしれません。なお個人の意思で検査項目を選んで行うものなので、基本的に自費になりますが、最近では費用を補助する職場もあります。

「人間ドック」って受けるべき?

健康診断で基本的な自身の健康状態を確認することができるため、これだけ聞くと毎年、健康診断を受けているから大丈夫と思う方がほとんどでしょう。では個人でわざわざ費用負担をして人間ドックを受ける必要性はどこにあるのでしょうか?

必要性の理由は「検査項目の違い」にあります。

健康診断の検査項目は10~15項目ほどになり、所属する企業によってはオプション検査がない場合や、自身が希望する検査項目がない場合もあります。

一方で、人間ドックは検査項目が50~100項目となり、健康診断で行われる検査項目のほかに、肺機能検査、胸部・腹部CT検査、腹部超音波検査、腫瘍マーカー、胃カメラ、マンモグラフィといった検査があります。さらに希望する場合は、細分化された検査をオプションで追加することも可能です(例えば、女性は40代半ば以降になるとホルモン分泌が変わってくるので、甲状腺ホルモン検査を実施する・・・など)。

検査項目が多いことで、詳細に身体の中を検査することが可能なため、健康診断だけではわからない病気発見することが可能です。何よりも、自身が気になる箇所をより細かく診ることができるため、不安も解消できます。

また、人間ドックは、医師との面談で検査結果をもとに説明を受ける時間が用意されていることが多く、その場で健康に関する相談を行い、改善点についてアドバイスをもらうことも可能です。

人間ドック、自分に合ったコースの選び方

医療施設によって、さまざまな人間ドックのコースが存在し、結局自分がどのコースを受けたらいいのかがわからないという方も多いのではないのでしょうか。ただ検査項目が多いものを選んだらよいというわけではありません。自身の性別・年齢・ご家族の既往歴・気になる症状や日々の生活習慣などに合わせて選ぶ事をお勧めします。

簡単に当クリニックで受診を検討する場合のコースの選び方についてご紹介します。

スタンダードドック 40歳未満の方
初めて人間ドックを受ける方
ABC検査コース
バリウムコース
ミッドタウンドック 40歳以上の方
喫煙者の方
がん・生活習慣病などを総合的に検査したい方
バリウムコース
胃カメラコース
レディースドック 基本の人間ドックを受けたい方
女性特有の病気が気になる方
すべての年代の女性
バリウムコース
胃カメラコース
プレミアムドック がん・脳疾患などを総合的に検査したい方
40歳以上の方
ご家族にがんの既往歴がある方
バリウム or胃カメラ選択可
エグゼクティブドック 全身くまなく検査したい方
ご家族に脳卒中の既往歴がある方
バリウム or胃カメラ選択可

定期的な検査の習慣化からはじめましょう。

健康診断と人間ドックの違いについて簡単に解説しましたが、自分の身体の状態を知る為にも、定期的な検査はとても重要となります。特に女性の場合、結婚や出産などで退職した人、その他自営や自由業の方の受診率が非常に低いといわれています。

まずは、年に一度の健康診断を受けることを基本に考えるべきですが「健康診断だけでは不十分な可能性がある」ということを覚えていただき、人間ドックも受診いただくことをお勧めします。早期発見により、万が一治療が必要となった場合でも、身体にかかる負荷や経済的な負担を軽減することができます。長く健康を維持するためにも、一度のみではなく継続的なご受診をお勧めいたします。

 

記事監修者:
ミッドタウンクリニック名駅 院長 横地 隆(よこち たかし)

 

おすすめ情報

Recommended information

ご予約・お問い合わせ

Contact

人間ドック・健康診断
完全予約制

052-551-1169

電話受付 : 月〜金 9時~17時(祝日除く)

当院では音声ガイダンスを導入しています。予約に関するお電話は『1』、外来に関するお電話は『2』、企業検診ご担当の方は『3』を押してください。

ご質問などは、以下お問い合わせフォームより
お願いいたします。

ページの一番上へ

閉じる